2011年 01月 23日
沿線ちょい山ハイキング @子の権現&秩父御嶽神社・東郷公園 |
「美味しい手打ちうどんが食べられる峠の茶屋があるらしいよ」
近所の小走りでやや体力のついた親方を甘い言葉で誘惑し、東京ローカル・西武線沿線の奥武蔵にある標高約630mの低山、子の権現・天龍寺へ行ってきました。気分転換もかねたプチ登山。目的はあくまでも昼食の手打ちうどんなのです。
***
我家の最寄り駅から快速急行に乗り約1時間、スタート地点の西吾野駅へ到着。
冬晴れの青空は風もなく気持ちのいい天気です。
歩き始めたのは10時すぎ。
山登りとは思えないスロースタートです。ゆるゆる~。
10分ほど国道沿いを歩き、看板に従い登山口へ進みます。
数件の民家が点在している辺りはまだ舗装の斜面。
2週間ほど前の寒波影響か、この辺りの日陰にはうっすらと残雪の気配がありました。足元がやや滑る感じです。
へっ、こんな掲示が!?
そういえば駅に
『熊鈴あります』
って張り紙がしてあったっけ。
おそるべし、西武沿線。
右手に鳥居が見えるあたりで舗装道路は終了。分岐点にはきちんと標識があり、整備されて歩きやすいハイキングコースです。
沢沿いの山道の両脇は植林された木々がすくっと立ち並び、澄んだ空気が心地よい。
登山目的の人たちはこんなゆる~いコースを歩かないようで、登りですれ違ったのは一人だけでした。
何度か立ち止まり、森林の気配を満喫しつつゆっくり登ります。
一息ついてお茶を飲んでいたら、頭上でブオーッっと車の通過する影が。まぼろしか?
なんのことはない、子の権現は車でも行くことができるお寺なのでした。
やがて山道と車道が合流し、あとは舗装道路を進むだけ。
西吾野駅から約1時間半、ハーハー息をあげながら親方もなんとか登頂できました。
***
■子の権現(天龍寺)
天長9年(832年)子の年・子の月・子の刻に生まれ、7歳で出家し出羽三山で修行をつんだ子ノ聖が祭られた足腰守護の神仏として親しまれている天台宗の古刹です。
参道の黒門をぬけると仁王像がお出迎え。
本堂の周辺には子供の成長を祈るベビーシューズや健脚祈願のワラジ、巨大な紅白の下駄などなど、足にちなんだ品が奉納されていました。
境内に奉納された、重さ2トンの金の大ワラジは有名。
ちなみに、鉄製です。
一年の健康と安全をお参りし、本堂の裏手の高台にある鐘楼を打ってさらに旅の安全祈願。奥武蔵の山々が見渡せて、紅葉の季節はさぞやきれいなことでしょうね。
たぶん小学生のとき以来…ここを訪れたのは数十年ぶりです。仁王像や大ワラジはしっかり覚えていましたが、もっと広いお寺だったような記憶でした。子供目線だったんですね~。
ちょっと懐かしい子の権現でした。
***
さて、子の権現を後にしてお目当ての手打ちうどん屋さんへGo!
親方の足が急に速くなったような…。 下りは吾野駅へ向かうコース。砂で足元がちょっと滑ります。30分ほどで民家のある集落へ下りてきました。「うどん、うどん、ビール、ビール」 すでに1時近く、心は熱々の釜揚げうどんに飛んでいました。「あれだ、浅見茶屋!!」
「お昼すぎだから空いてるみたいだねー」
静かなたたずまい。わくわく。
「ん???」
「え"え"ーーっ 水源凍結のため臨時休業!?」
ショーーーーック。
まさかの臨時休業。水源凍結って…。
近場といえど、冬山を侮ってはいけません。
冬場は電話で確認するべし。昼ごはん食べそこねます。
■浅見茶屋
住所: 埼玉県飯能市坂石1050
TEL: 042-978-0789
営業時間: 11:00~16:00
定休日: 水曜日 (1月、2月は土日祝のみ営業)
*冬場は凍結のため臨時休業あり。要確認。
***
まさかこんなオチがあったとは。
泣く泣く浅見茶屋の隣にある滝不動に腰掛けて休憩。
『小腹レスキュー!』
持っててよかったプリングルス。
たすかった。
こうなったらとっとと下山です。「腹へったよお。ひもじいよぉ」 泣き言をつぶやきながら舗装された道をどんどん下ります。
電車の音が聞こえてきたからもう吾野駅も近いのか。まだ2時前。うどん屋さんでゆっくりするつもりだったので、帰るにはちょっと時間が早い。山道と国道が交差するところにある東郷神社を見物することにしました。
***
■秩父御嶽神社・東郷公園
木曽御嶽山を本山と仰ぐ秩父御嶽神社の境内につくられた東郷公園には、東郷元帥銅像、乃木大将銅像のほか、日露戦争の遺物を拝観することができます。
広い境内にある公園のもみじの紅葉が、それはそれは美しいそう。毎年11月末頃に 『もみじまつり』 が開催されるそうです。
折角なので秩父御嶽神社もお参りすることにしました。
すごい石段だな。
きっつーい。
石段はナント368段もあるそう!
山登りよりキツい。
ちょっぴり後悔…。
御嶽神社までの道のりは遠く険しいのである。
覚悟しないとかなーり足にきます。思わぬ苦行でした。でも、なんだか余計に有難く感じるから不思議。
***
線路沿いの歩道を歩くと吾野駅へ到着です。 はい、おつかれさまでした~。
ここでようやく駅前の茶店で買った肉まんをパクつき、電車を待ちました。うまかった。
美味しい手打ちうどんは食べそこねてしまいましたが、近場の山遊びでリフレッシュしたよい日曜日でした。楽しかったよ。
本日の教訓:
目的の店はきちんと確認してから出掛けるべし。
近所の小走りでやや体力のついた親方を甘い言葉で誘惑し、東京ローカル・西武線沿線の奥武蔵にある標高約630mの低山、子の権現・天龍寺へ行ってきました。気分転換もかねたプチ登山。目的はあくまでも昼食の手打ちうどんなのです。
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我家の最寄り駅から快速急行に乗り約1時間、スタート地点の西吾野駅へ到着。
冬晴れの青空は風もなく気持ちのいい天気です。
歩き始めたのは10時すぎ。
山登りとは思えないスロースタートです。ゆるゆる~。
10分ほど国道沿いを歩き、看板に従い登山口へ進みます。
数件の民家が点在している辺りはまだ舗装の斜面。
2週間ほど前の寒波影響か、この辺りの日陰にはうっすらと残雪の気配がありました。足元がやや滑る感じです。
へっ、こんな掲示が!?
そういえば駅に
『熊鈴あります』
って張り紙がしてあったっけ。
おそるべし、西武沿線。
右手に鳥居が見えるあたりで舗装道路は終了。分岐点にはきちんと標識があり、整備されて歩きやすいハイキングコースです。
沢沿いの山道の両脇は植林された木々がすくっと立ち並び、澄んだ空気が心地よい。
登山目的の人たちはこんなゆる~いコースを歩かないようで、登りですれ違ったのは一人だけでした。
何度か立ち止まり、森林の気配を満喫しつつゆっくり登ります。
一息ついてお茶を飲んでいたら、頭上でブオーッっと車の通過する影が。まぼろしか?
なんのことはない、子の権現は車でも行くことができるお寺なのでした。
やがて山道と車道が合流し、あとは舗装道路を進むだけ。
西吾野駅から約1時間半、ハーハー息をあげながら親方もなんとか登頂できました。
***
■子の権現(天龍寺)
天長9年(832年)子の年・子の月・子の刻に生まれ、7歳で出家し出羽三山で修行をつんだ子ノ聖が祭られた足腰守護の神仏として親しまれている天台宗の古刹です。
参道の黒門をぬけると仁王像がお出迎え。
本堂の周辺には子供の成長を祈るベビーシューズや健脚祈願のワラジ、巨大な紅白の下駄などなど、足にちなんだ品が奉納されていました。
境内に奉納された、重さ2トンの金の大ワラジは有名。
ちなみに、鉄製です。
一年の健康と安全をお参りし、本堂の裏手の高台にある鐘楼を打ってさらに旅の安全祈願。奥武蔵の山々が見渡せて、紅葉の季節はさぞやきれいなことでしょうね。
たぶん小学生のとき以来…ここを訪れたのは数十年ぶりです。仁王像や大ワラジはしっかり覚えていましたが、もっと広いお寺だったような記憶でした。子供目線だったんですね~。
ちょっと懐かしい子の権現でした。
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さて、子の権現を後にしてお目当ての手打ちうどん屋さんへGo!
親方の足が急に速くなったような…。
「お昼すぎだから空いてるみたいだねー」
静かなたたずまい。わくわく。
「ん???」
「え"え"ーーっ 水源凍結のため臨時休業!?」
ショーーーーック。
まさかの臨時休業。水源凍結って…。
近場といえど、冬山を侮ってはいけません。
冬場は電話で確認するべし。昼ごはん食べそこねます。
■浅見茶屋
住所: 埼玉県飯能市坂石1050
TEL: 042-978-0789
営業時間: 11:00~16:00
定休日: 水曜日 (1月、2月は土日祝のみ営業)
*冬場は凍結のため臨時休業あり。要確認。
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まさかこんなオチがあったとは。
泣く泣く浅見茶屋の隣にある滝不動に腰掛けて休憩。
『小腹レスキュー!』
持っててよかったプリングルス。
たすかった。
こうなったらとっとと下山です。「腹へったよお。ひもじいよぉ」 泣き言をつぶやきながら舗装された道をどんどん下ります。
電車の音が聞こえてきたからもう吾野駅も近いのか。まだ2時前。うどん屋さんでゆっくりするつもりだったので、帰るにはちょっと時間が早い。山道と国道が交差するところにある東郷神社を見物することにしました。
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■秩父御嶽神社・東郷公園
木曽御嶽山を本山と仰ぐ秩父御嶽神社の境内につくられた東郷公園には、東郷元帥銅像、乃木大将銅像のほか、日露戦争の遺物を拝観することができます。
広い境内にある公園のもみじの紅葉が、それはそれは美しいそう。毎年11月末頃に 『もみじまつり』 が開催されるそうです。
折角なので秩父御嶽神社もお参りすることにしました。
すごい石段だな。
きっつーい。
石段はナント368段もあるそう!
山登りよりキツい。
ちょっぴり後悔…。
御嶽神社までの道のりは遠く険しいのである。
覚悟しないとかなーり足にきます。思わぬ苦行でした。でも、なんだか余計に有難く感じるから不思議。
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線路沿いの歩道を歩くと吾野駅へ到着です。 はい、おつかれさまでした~。
ここでようやく駅前の茶店で買った肉まんをパクつき、電車を待ちました。うまかった。
美味しい手打ちうどんは食べそこねてしまいましたが、近場の山遊びでリフレッシュしたよい日曜日でした。楽しかったよ。
本日の教訓:
目的の店はきちんと確認してから出掛けるべし。
by warau1116
| 2011-01-23 22:18
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